男性恐怖症で男性とうまくコミュニケーションを取ることができないと悩んでいる女性の方も多くいるでしょう。そんな男性恐怖症は早く克服したいですよね。
ここでは、そのような方に向けて、男性恐怖症の原因やデメリット、脱却するための方法をご紹介していきます。悩んでいる方はぜひ参考にして、男性と楽しい関係を築いていきましょう。
目次
男性恐怖症の原因には何があるのか?
男性恐怖症になってしまう大きな原因は過去のトラウマであると言われています。
1. 幼い頃に男の子から嫌がらせを受けた
そのトラウマの種類にもさまざまなものがありますが、まず1つ目として、幼い頃に男の子から嫌がらせを受けたという理由が挙げられます。
その嫌がらせの内容が、男の子に叩かれたり仲間外れにされたりなど、加害者から考えれば何気ないことだとしても、その時に感じた不快な思いや辛さが影響を与え、大人になってからも男性恐怖症として現れることがあるのです。
2. 父親が日常的に暴力的だった
また、父親が日常的に暴力的であったり暴言を吐いていたりした場合も、心理的なダメージを受けることにより発症することもあります。
このような環境にいた方は、自身が男性恐怖症だと自覚していなくても、男性が怒鳴るなどした時に動機や震えに見舞われることもあるでしょう。
3. 性的暴行や性的嫌がらせ
幼少期のトラウマや暴力的な家庭環境で育ったことによるトラウマが男性恐怖症の原因となる以外にも、過去に性的暴行や性的いやがらせを受けたことも大きな要因となります。男性恐怖症になる方の中でもこの経験を経ている方も多く、社会復帰するのにも時間がかかる原因と言われています。
4. 会社の上司からのセクハラ
また、会社の上司などからのセクハラも問題です。拒否しているにも関わらず、執拗にセクハラをしてくる場合や、恋愛経験の少ない女性がセクハラを受けると、それがもとになって男性恐怖症になることもあります。
このほかにも、過去に付き合った人に裏切られたり、恋人から暴力や激しい束縛の経験も発症の一因となっているようです。
男性恐怖症のデメリット~会社編~
男性恐怖症になってしまうことのデメリットとして、まずは仕事での面を考えることができるでしょう。男性も一緒に仕事をしている職場の場合は、男性との接触を完全に避けるということは難しいでしょう。
飲み会などにも参加しなくてはいけない場面も出てくるかもしれません。男性恐怖症の症状がひどい方だと、男性と同じ空間にいることに不快感を感じてしまうことや、軽く肩を叩かれただけで大きな反応をしてしまうこともあります。
人間関係の構築に影響
このような症状が会社などで出てしまうと、会社内でのコミュニケーションが取りにくくなったり、上司との関係も築くことができなくなるデメリットを感じるようになってしまいます。
男性恐怖症のデメリット~恋人編~
男性恐怖症の症状によるデメリットは、会社だけではなく、恋人との関係においても影響を与えるでしょう。男性恐怖症の女性の方でも、将来的には結婚したり子供が欲しいという方も多くいます。
男性と付き合えない
しかし、そのためにはまず、男性とお付き合いすることから始める必要がありますよね。男性と付き合いたいけれど、いざ男性を目の前にしたり、近づいたりすると恐怖を感じてしまうこともあるでしょう。
男性恐怖症のせいで、恋人を作ることができないという方も多いようです。
ストレスで体調不良に
また、自分は男性恐怖症だから結婚や出産は無理かもしれないという思いがストレスとなってさまざまな心身不調を引き起こすこともあるのです。
男性恐怖症から脱却する方法
男性恐怖症から脱却するには、ただ治るのを待っていれば良いというわけではありません。いくつかの克服方法が存在しています。
1. 「認知行動療法」
その1つ目は「認知行動療法」です。物事に対する見方や受け取り方のことを「認知」といいますが、認知行動療法では、意識的に認知を修正していきます。そして、このことにより、心理的ストレスを緩和していくのです。心療内科や精神科での心理カウンセリングにおいても使用される方法です。
トラウマと向き合い、思考を変えていく
男性に対するトラウマの思考を変えていくことにより、最終的には男性恐怖症そのものの克服を目指す方法となっています。認知行動療法は、心理的アプローチ方法であるといえるでしょう。
すぐに思考が変わるということはありませんが、続けていくことにより脱却を目指せるようになるのです。
「自律訓練法」を利用した脱却方法
認知行動療法のほかにも、「自律訓練法」を利用した、男性恐怖症からの脱却方法もあります。自律訓練法は、自力で興奮を抑えたり、リラックスできる状態にする方法を身に付けるものです。この自律訓練法のやり方には、いくつかの方法がありますが、徐々に短い時間だけでもできるようになります。
周囲の理解と協力も必要
このほかにも、周囲の理解と協力が、脱却するために必要な方法ということができるでしょう。誰かに自分の症状について話をすることで、男性恐怖症の症状が軽くなることもあるようです。
家族や友達に話すのでも効果はありますが、なかなか話しにくいというような場合は、同じ悩みを持っている人たちとの交流会に参加したり、心理カウンセラーに頼っても、自律訓練法の効果が上がるでしょう。
男性恐怖症を克服しよう!
男性恐怖症になってしまう原因としては、幼い頃の家庭環境や、異性との関係も関わっていると言われています。ここでご紹介したように、男性恐怖症であることのデメリットもいくつか存在します。
仕事や異性関係で悪影響を与えることもあるので、早めに治すのが良いでしょう。脱却方法も参考にしつつ、男性恐怖症を克服していきましょう。