幸せになることが怖い!?幸せ恐怖症とは?

幸せ恐怖症という症状があることを知っていますか?いまいちピンとこない人も多いかもしれませんが、幸せ恐怖症で悩んでいる人が多いのも事実です。幸せ恐怖症はここ数年で特に注目され始めており、現代の女性を悩ます大きな問題になりつつあります。
酷い人では日常生活や人間関係にも影響を及ぼしてしまいます。この記事では幸せ恐怖症について詳しく分かりやすく解説していきます。

幸せ恐怖症とはどんな症状か

幸せ恐怖症と聞いて、幸せが恐いなんてことがあるのだろうかと考える人も多いのではないでしょうか?幸せ恐怖症とはその名の通り幸せになることを過度に恐れてしまい避けてしまうという症状のことです。

自ら幸せから遠ざかる

幸せ恐怖症の人は恋人ができる、結婚が決まることや人に優しくされるなど一般には嬉しく楽しい出来事に遭遇すると、その時には喜びを感じるのですが段々と不安になってきてしまい自分から恋人に振られるようにしてみたり、結婚を破断にするために浮気をしたり、相手に意地悪をしてみたりと自ら幸せを遠ざけてしまう行動を取る人たちのことを言います。

不安感が強い傾向が

幸せ恐怖症には個人差があり、軽い症状から日常生活に悪影響を及ぼすような重い症状まで人によって様々です。
共通点としては、幸せ恐怖症の多くの人が過度に心配性で失敗することを恐れており、起きた出来事に対する不安感が強いという特徴があります。

幸せ恐怖症の女性の特徴. 過干渉・放任のもとで育つ

幸せ恐怖症の女性にはいくつかの特徴があります。代表的な特徴としては家族、特に母親からの過干渉もしくは過度の放任の下で育てられた経験があるということです。
家族から行動や思考を制限された環境で何十年も生活してきた女性は自分のやりたいことや考えることを制限または抑圧されることが当たり前になってしまい自分の考えや行動は悪い事、家族に迷惑をかけることだと無意識に思い込んでいることが多いです。

楽しい気持ちや嬉しい気持ちを避ける

その結果、自分が楽しい気持ちや嬉しい気持ちになることに罪悪感をもってしまいそのような気持ちになる出来事を避ける傾向にあります。また幸せ恐怖症の女性は人に嫌われることを過度に恐れてどんな人にでもいい顔をしてしまう特徴があります。
他人の言動にいちいち一喜一憂してしまい、他人のことが気になって仕方がない状態です。そのために嫌われないように慎重になりすぎて結果的に疲れ果ててしまい嫌われる前に人間関係そのものを終わらせて自分が傷つかないようにしています。

幸せ恐怖症の原因は家庭環境?

幸せ恐怖症の一番の原因はやはりその人の家庭環境にあります。問題のある両親に育てられることで、ほとんどの人は幸せ恐怖症になります。
子どもを支配して言いなりにしようとする家庭環境で育った子どもは時間が経つにつれて自分の意見や希望をいうことで怒鳴られたり、暴力を振るわれたりすることを理解して何も意見を言わなくなります。

大人になってから影響に気付く場合も

他にも子どもを認めることをせずに叱ってばかりで、できない部分だけを揚げ足取りのように指摘している家庭で育った子どもは自分は居るだけでいけないような気持ちになります。これらの体験は子どもの頃には分からなくても大人になってからはっきりと影響が出てきます。
自分の意見や希望は実現されるはずがない事だ自分は大切にされるはずがないと無意識に考えてしまいます。自分の希望が実現されそうになったり自分を大切にしてくれる人が現れると急に不安になったり、悪いことをしている気持ちになり逃げたり、避けたりしてしまいます。

幸せ恐怖症を少しでも良くするために

これまで幸せ恐怖症について説明してきましたが、実際に幸せ恐怖症に悩まされている人はどのようにしたら良いのでしょうか?自分は自分なんだから気にしないでいよう。
そう思っても頭に浮かぶ罪悪感から逃れることはそう簡単ではありません。私自身もそうでしたが、両親に対する罪悪感や自分に対する自己肯定感の無さから自分に起こる色々な出来事を拒否して家に閉じこもるようにしていました。

幸せな気持ちを抱えたまま逃げない

その方が私は他の子たちとは違い親にとって良い子なんだという気持ちを実感できて安心はできました。しかし、同時に凄く惨めで悔しかったです。私のできるアドバイスは自分の怖い、不安だという気持ちは感じたままで逃げたり、避けたりをやめる勇気を持ってください。幸せ恐怖症は優しい真面目な女性に多い症状です。
あなたの色々な人を同時に思う優しい気持ちが幸せになろうとするあなたを邪魔しているのです。恐れや不安を無理にどうにかしようとせずその気持ちを抱えたままでいいので逃げないでください。

幸せ恐怖症は自分と向き合うことが解決の近道!

幸せ恐怖症の直し方には絶大な効果のあるものはありません。隠してきた自分の気持ちと少しずつ向き合い、本当の自分の気持ちを自分自身が分かってあげることが最善の方法です。
もしあなたが今家族と暮らしているなら一度一人暮らしを検討してみても良いかもしれません。幸せ恐怖症の人は自分の時間を持っていない人が多いです。

誰にも邪魔されない空間を用意する

一人暮らしが難しい人は一人になれる場所や時間を設けてみる、一人で出かけてみることで少し考え方が変わってきます。幼少期から何十年も自分自身と向き合う時間がなかったのではないでしょうか?
どうして幸せになることが恐いのか細かい原因は人それぞれです。その理由を見つけるためにも自分のことを知るために誰にも邪魔されない空間を用意することから始めてください。

罪悪感を手放して幸せになろう!

幸せ恐怖症の原因である感情として罪悪感があります。罪悪感の多くは幼少期に植え付けられた感情です。今のあなたには何も関係がありません。
あなたを支配するため、逆らわせないようにするためにあなたの近くにいた大人によって植え付けられてしまっただけの感情です。罪悪感を手放しましょう。苦しい思いもするでしょうが、どんな人も幸せになる権利があります。

幸せを感じるための練習

あなたが幸せを嬉しいと感じるための練習として、まず自分の好きなものを一つ自分に買ってあげてください。「今までよく我慢したね。もう大丈夫だよ。」という気持ちを持って買ってください。それから少しずつでいいので美味しいものを定期的に食べたり、欲しいものを買ってください。
幸せ恐怖症の人は人間関係以外にも自分に制限をかけてしまっています。その制限を少しずつ解除して嬉しいことは悪い事ではないということを自分で知ってください。幸せは嬉しくて楽しいことです。

よりよい人生のために

幸せ恐怖症は気が付いてからが厄介です。悔しい気持ち、ふがいない気持ちをたくさん経験することと思います。しかし、気づいたということはとても素晴らしいことです。
あなたが毎日キラキラと幸せに生きていくためにも罪悪感を断ち切って新しいあなたで素敵な人たちとの出会い、たくさんの嬉しい、楽しいを手に入れてください。この記事があなたの未来の参考になれば幸いです。

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