酒乱は改善できる？酒乱の人のよくある特徴や改善法・予防法まとめ

最近では、女性も酒乱の人が増えてきました。理由としては、女性が社会に進出するケースが増えてきているため、お酒を飲む機会が増えたり、ストレスをため込んでいることが挙げられます。
お酒を飲む機会が増えてきたことにより、周りとのお酒の席での失敗、粗相をしてしまい、周囲からの信用を失った人もいるのではないでしょうか。今回は、酒乱な人の特徴や、予防、解決方法についてご紹介したいと思います。

酒乱にはたくさんの種類がある?

一言に酒乱と言っても、様々な種類やパターンがあります。まず、定番なのが「乱暴的」になってしまうということ。普段はおとなしい性格なのに、お酒を飲むことで自制心がなくなり、乱暴な言葉を吐いたり、他人に暴力をふったりすることもあります。他には、「泣き上戸」といって、お酒を飲むことで涙腺が緩み、泣きやすくなり、周りに迷惑をかけるのも酒乱の一種です。

愚痴っぽくなる人、絡み酒も

また、愚痴っぽくなったり、セクハラをしたり、絡み酒といって、急にフレンドリーになり、過剰に他人に絡むようになってしまう人もいます。急に説教したり、他人に迷惑をかけたのに、次の日には忘れてしまったり、自分が酒乱であることを自覚していないというケースも、酒乱のパターンになっています。

酒乱の人はストレスをかかえている？

お酒を飲むと粗相をしてしまう、酒乱になってしまう人は果してどのような特徴があるのでしょうか。酒乱の一番の原因はずばり、「ストレス」です。日常生活でストレスをため込んでいると、お酒を飲んだ時に、気持ちをコントロールする力、自制することができなくなってしまいます。
ストレスを、酒を飲んで乱れたり、暴れることにより発散しようとするのです。

ストレスはヤケ酒の原因にも

また、お酒を飲めば飲むほど、自制心がなくなり、酒乱のような行動を引き起こしてしまいます。ストレスをため込むことが原因で、「やけ酒」や大量の飲酒につながります。女性の場合、「月経前」や「更年期障害」などで自律神経が安定しない場合、イライラし、ストレスがたまり、酒乱になりやすくなってしまうのです。

おとなしい人は酒乱になりやすい？

お酒を飲んで乱れてしまう人は、実はおとなしい人が多いという特徴があります。普段おとなしかったり、真面目な人は、不平不満を我慢してため込んでしまう傾向があります。何か嫌なことをされても、じっと耐えて、その場をやり過ごすという機会がとても多いのです。そうすると、心は悲鳴をあげて、ストレスが蓄積されてしまいます。

溜め込んでいる分、一気に放出することも

その結果、お酒を飲むことによって、普段言えないようなことや、心に思ってることを、一気に噴出させてしまうのです。
普段から人に対して意見する勇気がないため、お酒を飲んだ時に気持ちが大きくなり、シラフの時にはしないような粗相や、心の中に眠っている乱暴な一面を、酒の力により引き起こされてしまいます。

酒乱な人には無趣味な人が多い

酒乱の人の特徴で多いのが、趣味がないということです。酒乱になりやすい人はストレスを多くため込んでいます。つまり、上手にストレスを発散することができていないのです。
趣味があれば、イライラや不安があったとしても、趣味に没頭することで、嫌なことを忘れたり、ストレスを発散、気分転換をすることができます。また、趣味がないということで、お酒を飲む機会も増えてきますし、お酒を飲むこと自体を楽しみにする人もいるでしょう。

趣味を持たないと…

趣味がないと、ストレスが毎回たまった状態で飲み会に参加する機会が多くなり、まるで憂さを晴らすようにお酒を飲んでしまいます。何か趣味のような楽しいことがあれば、ネガティブな感情が抑えられ、お酒を飲んだ時に羽目を外すことが少なくなるのです。

酒乱の人の粗相を予防する方法

酒乱の粗相の予防としては、「飲みすぎない」ということが大事になってきます。お酒には、健康において最適とされている「適正飲酒量」という言葉もあります。「ビールなら中瓶2本」「日本酒2合」が、お酒を程よく楽しめる量です。お酒が好きな人は、やめようと思ってもなかなかやめられるものではありません。仕事での付き合いもあります。しかし、飲むにしても、飲みすぎないようにしなければいけません。

泥酔しない工夫

また、お酒に飲まれないようにしたり、泥酔いしないようにする工夫もあります。空腹状態で飲まない、合間に水を飲む、食べ物を食べながら飲む、そして、自分のペースを守って飲むということが大切です。
自分が酒乱だという自覚があるならば、これらのことを意識することが、酒乱の粗相を予防し、お酒を楽しくするために必要なのです。

酒乱の改善方法

酒乱を改善するためには、ストレスをため込まないということが大事です、ストレスが強い状態でお酒を飲んでしまうと、会話の内容が愚痴っぽくなったり、ストレスによるやけ酒につながります。
ストレスをためないようにするためには、趣味を見つけたり、おとなしくしていてなんでも我慢しないで、時には自分の意見を言うことも大切です。酔っぱらった時にすべて吐き出して信用をなくしてしまうよりはよっぽどマシでしょう。

抱え込まず、相談してみる

他には、自分一人で悩みを抱え込まないで、助けを求める人を見つけることも大切です。そうすると、気持ちが軽くなったり、酒癖のことを相談することもできます。また、お酒を飲む量は、自分の適量を意識しましょう。誰かに無理やり飲まされるような環境でない時に、お酒を飲んで粗相をするということは、適量を自分自身で守れていない可能性が高いのです。

酒乱は自分だけでなく周りの人も不幸にする

もし、自分自身が酒乱である、粗相をしてしまうという自覚があるならば、できるだけ早いうちに改善する必要があります。そうすることで、お酒によって信用を失うことがなくなり、楽しくお酒を飲むことができ、あなただけでなく、周りの人にも笑顔が溢れるようになるのです。
家族に酒乱な人がいたら、簡単に逃げることができません。酒乱は自分だけなく、子どもや夫など、大切な人を傷つけることになってしまいます。