こちらは恋愛感情も何も持っていない、言わば「どうでも良い」男性からのデートのお誘い。「どうでも良い」んだけど、相手の気持ちや今後の関係性を考えると上手く断れない…。
でも、不用意に相手に期待を持たせてしまったり、次のお誘いが増えてしまったりと、はっきり断らない事に拠るリスクは存外大きいもの。皆さんはそんな経験ありませんか?
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「押しに弱い」は「自信が無い」
容姿などにコンプレックスが有り、自分に自信が無い女性。こういった女性は「こんな私を誘ってくれてるんだから…」と、意に沿わないお誘いを無理やりポジティブに変換して考えてしまいがちです。
また、「これを断ったら次は無いかも」なんて、自分を卑下している女性に多く見られる傾向です。本当はそんな必要全くないのに。嫌なら嫌と断って良いのに、「誘われている自分」を大事にしてしまい後で後悔したり、余計自分をダメだと思ってしまったり。却ってマイナスになってしまうことも。
「手近な相手」で妥協してしまうことも多い
また、ぼんやりと恋愛に対する憧れがあっても、やはりコンプレックス等を理由にはっきりとした自分が恋愛した時の「ビジョン」が無い女性も断れない事が多いです。好きなタイプや理想の恋愛よりも「手近な相手」で妥協してしまう。案外こういった女性は多いのではないでしょうか。
八方美人は「押してイケる」相手
誰にでも優しすぎたり、相手を傷つける事を極端に嫌う女性。こういった女性は「押せ押せ」の的になり易いです。なにせ、断られない事がほぼわかっているのですから。
上記の「自分に自信が無い女性」のケースは、まだ「この人でも良いかも」という女性側からのある種の「受け入れ」がありますが、この八方美人タイプの女性の場合は「本当に嫌なのに断れない」分辛い事が多いです。
断れないデートが重なってゆき…
一度食事にでも付き合えば、男性は高確率で「次のデート」の申し込みをしてくるでしょう。そしてまたその次、次、次…。
最初に断れなかったが為に何度もデートをする事になり、相手がより明確に好意を示すようになってきたら余計に断り辛くなってしまいます。優し過ぎや空気の読みすぎは結果的に自分を追い詰めてしまうのです。
断る為の「心の準備と気構え」
まず、押しに弱い、断れない人の殆どが「相手の気持ちを考えすぎてしまう」人です。
最初は「ちょっと考えさせて」と凌いでも、相手に「ねえねえ、考えてくれた?」「予定大丈夫そう?」など追加攻撃をされると焦ったり申し訳なさが出てきてしまって、結果的にOKしてしまう…。
はっきり言う方が相手のため
はっきり言いましょう。相手は「こちらの気持ちを考えずに自分の気持ちだけをぶつけてきている」のです。ならばこちらも相手の気持ちばかり慮らなくて良いのでは?
「無理」「ダメ」「嫌」こんな短い言葉でも拒絶の意思は表せます。勿論、相手との関係性や立場によってはこんな返事は出来ないでしょう。
下手に期待をさせない
しかし、これらの言い方を上手く変えてはっきり意思表示をしなくてはいけません。
はっきりしないせいで過度な期待を持たせてから断るというのは相手にも失礼な上、下手をすると逆恨みをされたりストーカー化させてしまう危険性もあります。
断る時のテクニック!「はっきり断らない断り方」
今まで言ってきた事と矛盾するようですが、今まで出来なかったのにいきなり「はっきりと断る」のは難しいです。それが出来たら苦労してないのですから。では、はっきり言わず断るにはどうしたら良いのか。
接触がメールや電話だけならば、いくらでも方法はあります。
話す意思がないことを暗に示す
「すみませーん、連絡来てたの気付きませんでしたー」と一言返してまた放置。電話が来ててもこちらはメールで返します。具体的な内容には触れず、あくまで「連絡に気付いてませんでしたという報告」のみをします。
ひたすらこれを繰り返して下さい。電話が多い相手なら、彼から電話が来るタイミングに限っていつも外出していたり友達と遊んでいたりで何故か気付かない事にする。
すれ違いを演出する
そして、相手が絶対こちらに電話をかけられない時間帯(仕事中や確実に就寝・運転している時など)に「すみませーん、○○してましたー」とまたメール。大体の男性がこれで「脈が無いんだな」と諦めてくれるでしょう。
諦めない男性にはこちらも腹を括る
「はっきり断らずに断る」方法はあくまで断れない人のリハビリのようなもの。なかなか諦めてくれない男性や空気を読めない男性には通用しません。
「じゃあ、いつなら確実に電話に出られる?」と訊かれてしまうと手詰まり感もあります。また、立場上上の男性相手には些か失礼でもありますね。
素直に伝える
では、どう断るのか。もちろん「それは出来ません」「無理です」と伝えるしかないのですが、この時、「お気持ちは嬉しいのですが…」などと不用意に相手を持ち上げてはいけません。
空気を読まない相手は「嬉しいならデートしようよ!」とかなりの確率で切り返してきます。
嘘の予定を伝えるのは避ける
また、嘘の予定をでっちあげるのもお奨めしません。例えば「旅行に行くので…」や「今母の体調が悪くて…」など明らかに期間が限られてしまうものが多い為、「じゃあ旅行から帰ってからデートしよう!」などと相手に待たれてしまうからです。
シンプルに「デートは出来ません」「プライベートでのお付き合いはお断りします」と告げましょう。
架空の彼氏や友達に出張ってもらうのも手?
当然男性は女性を「自分のものにしたい!」「二人きりで過ごしたい!」と思って誘いをかけてきます。
そこですかさず「うーん、二人きりはどうだろう、彼氏に聞いてみますね」と彼氏の存在をアピールしたり、飲みのお誘いならば「飲み会ですか?じゃあ○○と××にも声かけてみますね!」と同僚や共通の友達の名前を出して「二人きりで飲むとは微塵も思っていない天然」を装うという手もあります。
もしどうしてもと迫られたら?
「貴女と二人が良いんだけど」と言われたら、「二人きりは彼氏が怒るのでごめんなさい」。もしメールでのやりとりならば、組み合わせ技で「連絡気付きませんでしたー、もう○○と××に声かけちゃいましたー」と後の祭り戦法も有効です。
その後、もし本当に四人で飲みに行くことになったら、「楽しかったー!また絶対四人で飲みましょうねー」と念押しを忘れずに。
空気を読まない、めげない相手にはやはりはっきり伝えるしかないのですが、ここで書いた断り方でも殆どの男性は引いてくれます。
とにかく「はっきり断る」為に
とにかくまずはのらりくらりから始めましょう。最初は良心が咎めたり、こんなに誘ってくれるなら…と心が揺れるかも知れません。でも、よく考えて下さい。本当にその人で良いのですか?
少しでもNOという気持ちがあるなら上記の方法を続けてみましょう。その内に、「しつこいな…」と一瞬でもイラっとしたなら「はっきり断る」準備が出来てきたという事です。意に沿わない誘いに乗るという事は、自分を貶める事。それを忘れずに。