トロフィーワイフってどういう存在？その実態と特徴を解説

アメリカで生まれたトロフィーワイフという言葉。年収や地位の高いハイスペックな男性が結婚相手にする、皆に自慢できるような自分にふさわしい女性といった意味があります。
日本でも徐々に浸透しつつある言葉ですが、実際にトロフィーワイフとはどのような女性を指す言葉なのでしょうか。今回は、トロフィーワイフの実態と特徴などについてお伝えします。

トロフィーワイフってどういう意味？

トロフィーワイフとは、その名の通り、男性にとってトロフィーのような妻という意味があります。
成功を収めた男性は、名誉や社会的な地位など目にみえないトロフィーをいくつも手に入れることに野心を燃やしています。それらを手にした男性の妻は、優勝者が貰う美しく金色に輝くトロフィーのような完璧な女性であるという意味もあるのです。

女性蔑視なのでは？

女性をトロフィーに例えるとは、女性蔑視なのでは、という意見もありますが、決して悪意のある意味だけに使われている言葉ではありません。ト
ロフィーのようにたったひと握りの人間しか手に入れることのできないほどに魅力的で、皆が羨むほどの美しさや賢さのある女性である、というように、女性を褒める言葉でもあります。

トロフィーワイフに美しさは必須

トロフィーワイフの特徴にまず挙げられるのが美しさ、でしょう。美貌は誰の目から見ても歴然としたものです。人目を惹く美しさを持った女性を見たときには男女問わず目を奪われてしまうものです。美しい妻を持つ男性は、その妻の美しさをある意味才能の一つだと評価し、自分にプラスになると考えているのでしょう。
実際、パーティーなどで周りの人々が息を飲むような美しさを持った妻を紹介する夫には、それ程の美貌の女性が自分の妻であるということによって、自分にも存分な魅力があるということをアピールできます。

見た目の若さも特徴の1つ

また、見た目の若さも特徴の1つです。男性の中には女性の若さに価値を見出す人がいます。実際に、男性が60代であるのに対してトロフィーワイフは20代など、年齢が圧倒的に若いというパターンも少なくありません。
若い女性が自分に夢中になっている、まだ無知な女性に色々教えてあげたい、など、女性の若さは男性にとって魅力のあるものなのかもしれません。

トロフィーワイフには、家柄と教養も大切

トロフィーワイフの多くは、家柄のよい裕福な家庭で育った女性が多いです。成功を収めた男性の中には、もとの家柄はさほど上流家庭というわけではない、といった所から稼いできた男性も多く、上流社会に出れば出るほど自分の家柄にコンプレックスを抱くといいます。
よって、結婚によって自分には無かった素晴らしい家柄を手に入れたいと望むことが多いのです。家柄の良い女性と結婚することで自分の成功がさらに確固たるものになるという気持ちにもなれるでしょう。

どんな場でも恥をかく心配がない

また、育ちの良い女性は教養、礼儀作法から言葉使いまでマナーが身についているので、どこの場に出ても恥をかくような心配もありません。トロフィーワイフを持つ男性にとってはどんなに美しい女性でも、教養やマナーが無くて自分に恥をかかせるような女性は望ましくないでしょう。
トロフィーワイフは、美しさのみならず上品さ、知的さも特徴に挙げられるのです。

トロフィーワイフはセンスがよく、姉後肌が多い

トロフィーワイフには、美貌とスタイルの良さが際立つ女性が多いです。単に美しいだけではなくセンスの良さも重要と言えます。上流社会のその場その場に合った派手ではないけれど人目を惹くファッションやメイク、また、ウィットにとんだ言葉のセンスや会話を豊かにするための頭の回転の良さも特徴に挙げられます。

賢く頭の回転が速い

また、トロフィーワイフは、人を良く見ています。賢く頭の回転が速いので、人に対して目を配らせ気を利かせて行動することができるのです。姉後肌の人も多く、夫の会社関係、家族、親戚などの面倒を一手に引き受け、夫の縁の下の力持ちになっているケースも多々あります。
また、夫に対しての内助の功もあり、ますます夫が成功していく手助けをすることができるのです。

トロフィーワイフに見られたくない？

今まで、トロフィーワイフの特徴について説明してきましたが、一概にトロフィーワイフと言っても、年若く美人の金持ちの妻というだけではありません。しかし、そのような印象があるのも事実。実際にトロフィーワイフ狙いで結婚する女性は、自分の若さや外見だけに囚われて結婚した夫に対して虚しさや満たされなさを感じる人も多いようです。

そんな印象から抜け出すには

では、どうしたらこのような画一的なトロフィーワイフの印象から抜け出せるのでしょうか。まずは、自分自身をしっかり持つようにしましょう。美貌やスタイルの良さは素晴らしい個性です。美しさに惹かれて男性が寄ってくるのはあなたの姿形に魅力があるから。自分に自信を持って堂々と振る舞いましょう。
そして、自分の中にある教養や常識、価値判断能力を最大限に発揮しましょう。男性のお飾りではなく、一人の人間として堂々と意見を言えるような準備をしておくことが大切です。

自分らしく愛する人と幸せに

トロフィーワイフを妻にと願う男性は、自分の成功や価値をアピールする道具として女性を求める傾向にあります。美しさや若さなど、男性が考える価値が減少してきたとき、女性が傷つくケースも少なくありません。
トロフィーワイフは、決してネガティブな言葉ではありませんが、成功した男性と結婚して勝ち組になりたい、という目的だけでの結婚の未来は明るいものではないかもしれません。まずは、自分自身の信念を強く持ち、精神的に余裕のある女性でいることが大切です。

むしろ笑い飛ばす余裕を

夫を心から愛し、何があっても流されずにしっかりと地に足をつけていられる自分を持つことができれば、トロフィーワイフの称号も引け目を感じることなく受け入れ、時によっては笑い流す余裕もできるでしょう。
その大らかさ、強さがいつまでも男性を虜にする魅力になっていくことでしょう。

自分の幸せは自分で決めるのがベスト

人間の幸せの形は人それぞれです。トロフィーワイフと呼ばれることに嫌悪感を抱く人もいれば誇りを抱く人もいます。
幸福の形を決めるのは自分自身。自分の人生を自分の信念を持って生きることができれば、トロフィーワイフと呼ばれることも夫にとってそれだけの価値のある妻だと受け入れることもできるでしょう。
最も大切なことは、夫や家族を愛し、誰かの飾りではなく自分主体の人生を歩むことなのかもしれません。